尼崎オニバリーガーデン

どうも、おにぎり爆弾と申します。尼崎出身のチマチマ大学生がチマチマとチマチマするやつです。日記もチマチマ書いてますhttp://onigiribakudang.hatenablog.jp/

LEPROUS来日公演@渋谷CLUB QUATTROに行ってきた話

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ノルウェーからプログレッシブメタルバンドLEPROUSが3度目の来日。これまではIHASAHNのバックバンド及びサポートアクトとしての来日だったので、単独公演は今回が初めて

 

 

だが俺はLEPROUSのアルバムは直近の2作しか聴いたことがなく、それでも行こうと思った理由としては3つ。一つはその直近2作が素晴らしい出来だから。次に、現在はIHSAHNのバックバンドはやっていないそうで、これを逃すと暫く見る機会は無さそうだから。そしてもう一つはチケットが全く売れてないらしく、逆に面白そうだなと思ってしまったというクソみたいな理由である。

 

2013年から色々なライブに行ってきたが、CLUB QUATTROに来たのは意外にも初。何故か行く機会が無かった。下のブックオフにはよく行くのだが。まあそんなことはどうでもいい。

さて、注目の客入りだが予想通りガラガラ。100人いるかどうかかというレベル。クアトロって確かキャパ800ぐらいだよなあ。これは寂しい。

 

まあ客入りのことを忘れるほどにライブは素晴らしかったけどね。

 

セットリスト

1.The Flood

2.Foe

3.Third Law

4.Chronic

5.Rewind

6.The Clock

7.Acquired Taste

8.Slave

9.The Price

10.Moon

11.Down

12.The Valley

-EC-

13.Forced Entry

 

冒頭3曲で一気に引き込まれた。Third Lawは本当に格好良い曲だなあ。LEPROUSの曲はライブ映えするものが多いね。

 

MCを殆ど挟まずに立て続けに演奏することで、緊張感が途切れない。確かRewindまではノンストップだったはず。曲の終わりに「Thank you」と言うぐらいで、それ以外は「楽しんでるかい?僕たちもだよ」「もう1曲聴きたいかい?」と言ったぐらいだったはず。

 

Slaveが終わってメンバーが捌けた時は「え?本編終了早すぎね?」と思ったが、その間もSEが流れ続けていたので、The Priceの前はあれがお決まりなのだろう。EXODUSがBonded By Bloodで、KREATORがViolet Revolutionで一回捌けるのと同じか。

 

 

バンドの中心はボーカル&キーボードのEinar Solberg

何と言っても彼の歌唱がこのバンドの大きな魅力だ。因みに彼は一昨年のEMPERORの来日公演でもキーボードで来日していたので、個人的には彼を見るのはこれで2回目。

髪型が変わっていたね。サラサラヘアーの長髪をブンブン振り回してヘドバンしてるイメージだったけれども、短髪にしてイケメン北欧紳士に進化を遂げていた。

わかってはいたが、やはり歌がめっちゃ上手い。そして声が良い。立っているだけで様になるし、キーボードを弾いてない時はマイクを持って身振り手振りで曲を表現するのだが、そのアクションも格好良い。

 

 

しかしEinarに負けないほどの存在感を放つ男がいた。ドラムのBaard Kolstadである。

彼は一昨年加入したばかりの新入りだが、彼の鬼気迫るプレイがバンドのパフォーマンスを高いレベルに引き上げていると思う。立ち上がってオーディエンスを煽り、ドラムプレイ以外でも貢献していた。

 

何となくこのバンドの弦楽器隊は不動にして淡々と演奏しているイメージだったが、そんなことはなくて、お立ち台に上がって弾いてみたりして適度に動く。Einarを含むフロントの4人が一斉にヘドバンをする画は迫力があった。また、コーラスワークも良かった。

 

音響も良好。決して音量が小さい訳ではなかったのに、ライブ終了後の耳鳴り・音こもりが無かった。それだけ各楽器の音のバランスが取れていたということだろう。

 

本編ラストのThe Valleyの途中で機材トラブルが発生し、下手ギターの音が出なくなってしまったのは少し残念だった。よりにもよってこの名曲の時になってしまうかと。

アンコールのForce Entryは2nd収録曲なので初めて聴く曲だったのだが、かなり格好良かった。オーラスに相応しい。

 

大満足。行ってよかったわ。

 

それだけにこの客入りは本当に寂しい。まず会場設定からして間違っていたよねえ。どうにかならんかったのか。もう少し小さなハコならガラガラっぷりも目立たなかっただろうし、その上で土日を確保出来ればまだ集客出来ただろうに。

 

そんな客入りにも関わらず熱いパフォーマンスを見せてくれたLEPROUSには感謝しかない。是非また来日してほしい。しかし最初にも書いたけども、IHSAHNのサポートでの来日が無くなってしまったとなると、次はいつになるのやら・・・。

 

 

 

少し余談を。29日に来日公演を控えたSTRATOVARIUSのイェンス・ヨハンソンが観に来ていたまあ話しかける勇気は無かったんですけどね。万が一間違ってたら恐いからね。