尼崎オニバリーガーデン

どうも、おにぎり爆弾と申します。尼崎出身のチマチマ大学生がチマチマとチマチマするやつです。日記もチマチマ書いてますhttp://onigiribakudang.hatenablog.jp/

EXODUSのスティーヴ・ゼトロ・スーザの魅力

お久しぶりです。おにぎり爆弾 a.k.a. GOMIです。

 

今回は俺の大好きなバンドであるEXODUSについて書きたい。

なんでこのタイミングなのかと言えば、先日のインタビューにてボーカルのスティーヴ・ゼトロ・スーザが「LOUD PARKに出るよ」とまだ発表されていないラウパ主演をポロリしてしまったため。個人的に最もラウパに出てほしいバンドだったのでそれを知った時はかなり嬉しかった。そこで改めてEXODUSについて書いてみようと思ったのだ。大したことを書く気はない。どれほどの長さになるかも全くわからない。

 

 

EXODUSは俺がスラッシュメタルを好きになるきっかけを作ってくれたバンドであった。

 

スラッシュメタル四天王と呼ばれるSLAYERやMEGADETHを聴いてもあまりピンと来なかったが、ある時YouTubeでEXODUSのライブ映像(2008年のWackenの映像)を見て一気に引き込まれた。他のバンドとは明らかに違った。気付けば頭を振っていた。それ以来PANTERAと並ぶ最強のバンドとして俺の中で君臨している。

 

 

EXODUSと言えばベイエリアクランチと呼ばれるザクザクとしたリフを真っ先に思い浮かべると思うが、今回書きたいのはそれではない。現ボーカルであるスティーヴ・ゼトロ・スーザについてだ。

 

EXODUSの歴代ボーカルは3人。加入順に紹介しよう。1人目はオリジナルメンバーであるポール・バーロフだ。俺が初めて聴いたEXODUSのアルバムは歴史的名盤と名高い1st「Bonded By Blood」である。そのアルバムにてボーカルを務めたのが彼だ。俺は衝撃を受けた。酷いボーカルだと思った。完全にイカれてやがると。彼の歌唱は一言で言えば「基地外」。しかしながらそれがクセになる。EXODUSの曲の上では彼は最高のボーカルなのだ。

2人目はスティーヴ・ゼトロ・スーザ。彼については後述する。

3人目は元々はEXODUSのギターテックを務めていたロブ・デュークス。彼もまた素晴らしいボーカルだった。彼が最も輝いていたのはライブだろう。恐らくロブが在籍していた頃のEXODUSは世界で最も格好良いライブをするバンドだった。彼はフロントマンとして大変優れていた。指をクルクルさせてサークルピットを指示する姿が印象的だ。また、今ではEXODUSのライブの定番となったStrike Of The Beastでのウォール・オブ・デスにおける彼の煽りは凄かった。

 

さて、ここからはゼトロについて書こう。彼もまたEXODUSの歴史を語る上では欠かせない素晴らしいボーカリストであることは言うまでもない。ただ、個人的には歌唱力はロブ・デュークスに劣るのではないかと考えている。ロブは見た目はゴツいが、ボーカリストとしてはかなり器用なものだった。1stの曲も、ゼトロ在籍時の曲も上手く歌いこなすことが出来る。ゼトロはゼトロで自分が在籍していなかった頃の曲も、アレンジを加えつつ違和感なく歌うことは出来る。だが、オリジナルに近い歌い方が出来るのはロブ。決してどちらが正しいというのはない。どちらも正解だ。

 

そんなゼトロの歌唱において個人的に最も惹かれる点がリズム感である。ロブは前述した通りオリジナルに近い歌い方をすることの出来る器用さはあるが、猪突猛進というべきか、パワーを全面に押し出した歌い方をする。それが彼の色であり、どの曲にも暴力的な一面をもたらす。そのお蔭でライブは終始クレイジーな盛り上がりを見せた。

一方のゼトロの歌唱は曲に跳ねるような印象をもたらす。これが最高なのだ。良いスラッシュメタルバンドは数あれど、踊れるスラッシュメタルはEXODUSぐらいなものではないだろうか。The Toxic WaltzやFabulous Disasterはまさにその跳ねるような歌い方が光る名曲だ。ただここは別の曲を推したい。

彼のタイム感が最も活かされていると思うのは活動休止期間を挟んでリリースされた通算6枚目のアルバム「Tempo Of The Damned」に収録されているForward Marchである。

 

Forward March

Forward March

  • Exodus
  • ロック
  • ¥150

 

この曲の作詞はゼトロ本人が手掛けている。HIP-HOP歌手顔負けの押韻の嵐だ。そして何と言っても、たまらなく格好良いのがサビ終わりのパート(「Forward March×3 Never more in reverse」の後)である。ここのパートは個人的にEXODUSの全ての曲の中でもトップクラスに好きな部分だ。最高のリフに乗っかるキレッキレのゼトロの歌唱。今日はこれを書きに来た。

6thは冒頭の3曲ばかりが注目されるが、この曲のこともたまには思い出してやってほしい。いつか生で聴ける日が来ると良いのだが・・・。

 

 

スラッシュメタル界最強のライブバンドであるEXODUS。10月のラウパでの盛り上がりはもう約束されたようなものだ。一つ気がかりなのはゲイリー・ホルトがSLAYERのライブで来られなくなってしまう可能性。彼には絶対に帯同してもらわなくては困る。