尼崎オニバリーガーデン

どうも、おにぎり爆弾と申します。尼崎出身のチマチマ大学生がチマチマとチマチマするやつです。日記もチマチマ書いてますhttp://onigiribakudang.hatenablog.jp/

おにばく推奨映画「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」

今回から映画の感想を書いていこうと思う。そこでまず「おにばく推奨映画」というタイトルに関して少し説明をさせてほしい。おにばくというのは管理人の名前「おにぎり爆弾」を略したものだ。重要なのは「推奨映画」の方。推奨ということで、基本的にここでは俺がつまらないと思った映画は紹介しない。つまらなかった映画をここでわざわざボロクソに貶すのも何かなあって感じなのでね。そういう辛口感想は日記の方で書いていこうかなと。

 

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さて、今回観た映画は3人組テクノポップユニットPerfumeのワールドツアーに密着したドキュメンタリー映画だ。彼女たちの説明に関しては俺がする必要も無いだろうから割愛させてもらう。音楽ドキュメンタリー大好きおじさんとしてはこりゃあ見逃せないなと思い映画館へ。

個人的にPerfumeは最近は全く聴いていないのだが、中2から高2ぐらいまでは少しばかり聴いていた(アルバムで云うと「GAME」と「⊿」の2枚がお気に入りであった)。また、俺にとって初のライブであったSUMMER SONIC2013で彼女たちのステージを観ることが出来た(因みにその時の目当てはMETALLICAである)。

 

余談はさておき、映画の感想を。(ほんのりネタバレあり)

 

 

サマソニで観た時は当然無かったのだが、彼女たちのワンマンライブは演出にかなり力が入っており、それ自体一つの作品として完成されている。無論今回の映画でもそれが見られる。

ライブに行ったことがある人はわかると思うが、ライブのオープニングというのは実に重要だ。芸人で云う「つかみ」の部分であり、これが上手くいくかどうかがライブ全編の盛り上がりを左右する。

ライブ前の高揚感を一気に放出出来るような曲が1曲目に来ると、いきなり観客のボルテージがMAXになる。METALLICAの「Hit The Lights」なんかがそれに該当するだろう。

Perfumeはそのオープニングを重要視している点に好感を持てる。

 

今回驚かされたのが各地での会場設定。正直舐めていた。台湾、シンガポールはまだアジアだし、日本人も多いだろうからわかる。それでもキャパ2500ぐらいはありそうなホールが会場というのは凄いけどね。欧米では代官山のUNITぐらいの小さい会場だろうと思っていたら、O-EASTを一回り大きくしたような会場ではないか。しかも超満員。日本人も多少はいるんだろうけど、それにしても凄い。

そしてライブも大盛り上がり。特にロサンゼルスは相当盛り上がっていたように見えた。「ワンルームディスコ」と「ポリリズム」という盛り上がる曲のライブ映像とだったからというのもあるが、観客の反応は実に熱狂的なもの。あれは興奮するね。「ワンルームディスコ」のイントロは反則だわ。何度聴いてもテンションが上がる。

ライブ前の会議で「ポリリズム」を本編ラストに、会場入りしてから「ワンルームディスコ」をセトリに加えるというあーちゃんの提案が素晴らしかった。本編ラストに有名曲を持ってくるというのやはり鉄板だなと再認識。

 

海外のファンの熱い言葉や反応には胸が熱くなるね。「グローバルメタル」やIRON MAIDENの「FLIGHT 666」でもそうだった。「音楽は国境を越える」なんてベタな言葉もあれを見たら間違いなくその通りだなと思える。

 

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ある意味サバサバとしたドキュメンタリーなのよ。生い立ちから夢の舞台に立つまでというような話ではなく、飽くまでもツアーに密着しただけ(間に少しインタビューを挟むけど)なのだから。それなのに、ちゃんとストーリーがあるんだよなあ。そして最後にはしっかり感動させてくれる。それも泣かせに来るあざとい感じではなくて、自然とこちらの目頭が熱くなるようなもの。

 

Perfumeのドキュメンタリーだしハズレは無いだろうなと思って見に行ったが、期待通り良質な音楽ドキュメンタリー映画であった。

 

 


WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT ...