尼崎オニバリーガーデン

どうも、おにぎり爆弾と申します。尼崎出身のチマチマ大学生がチマチマとチマチマするやつです。日記もチマチマ書いてますhttp://onigiribakudang.hatenablog.jp/

THRASH DOMINATION 2016「最強決定戦第二弾」に行ってきた話

俺はこれで初参加の一昨年から3年連続の参加。スラドミは毎回楽しみだ。

EXODUS、OVERKILL、SODOMの集った去年も強力だったが、今年もそれに勝るとも劣らない面子。ジャーマンスラッシュの重鎮であるKREATORとDESTRUCTION、そして初来日となる爆速天使DARK ANGEL。

個人的に一番のお目当てはDARK ANGEL。あの殺傷力抜群のリフを生で聴けるのが楽しみで昼も眠れない。そんな日々が続いていた。

では、ライブの感想を綴っていこう。薄っぺらい感想しか書けないだろうけどもご勘弁願いたい。

 

 

DARK ANGEL

 

まずモヒカンのロン・ラインハートの風貌に驚く。あれ?あんなんだっけか。

ジーン・ホグランのドラムは流石だったね。期待を1mmも裏切らない。

もうね、絶対聴きたかったThe Burning Of SodomとNo One Answersを聴けただけでも絶頂ですよ。本当に名曲だなあ。

ロンの「Death Is Certain?」という問い掛けに対してのレスポンスが寂しいことになっていたけど、俺はちゃんと「Life is not!」って言えた。どんな自慢だよ。

ステージングに関してはロートル感こそ無かったものの、ライブ運びはDESTRUCTIONとKREATORに比べると流石に一枚落ちるかなという印象。曲間にちょっとダラけた空気が流れてしまうのが惜しい。

だがそんなことは殆ど気にならないほどに曲の勢いが凄い。当然盛り上がらないはずはなく、トップバッターとしての役割は十二分に果たしたと云えよう。

聴きたい曲は全て聴けたので俺自身大満足のライブだった。もうこれだけで元は取れたようなもの。

 

 

DESTRUCTION

 

以前にもブログに書いたような記憶があるが、DARK ANGELだけでなくDESTRUCTIONを観るのも今回が初めて。そして俺は2014年のラウパでのKREATOR、去年のスラドミでのSODOMを観ているので、これでジャーマンスラッシュ三羽烏は制覇したことになる。KREATORもSODOMも最高のライブを見せてくれたが、このDESTRUCTIONも例外に漏れず素晴らしいライブだった。

初っ端からCause The Godsでテンションが上がる。しかしながらどうも音が弱い。DARK ANGELの凶悪な音を聴いた後だと特にそのような印象を受けてしまい、最初の方はイマイチ自分の中で盛り上がれずにいた気がする。だがいつの間にか音は改善しており、こうなってしまえば俺のテンションも上昇するのみである。シュミーアの声は衰えを知らず、マイクの刻みも同様にキレッキレだ。次々に繰り出される極上のスラッシュチューンの数々にフロアは大熱狂。

最後はBestial Invation。最高の曲だ。最初こそ「あれ?」となったが、終わってみれば流石の一言に尽きる。ベテランらしい貫禄のライブだった。

 

 

KREATOR

 

このスラドミが始まる前は「体力配分を考えよう」なんて言っていたのだが、始まってみればその四文字はどこかへ消えてしまった。まあ中盤でモッシュやら何やらをしている方々に比べれば、体力はあり余っているとは思うけども。だが、KREATORのライブにそんなことは関係無かったらしい。

1曲目のPhantom Antichristが始まった瞬間に身体もKREATORモードにスイッチされ、気付けば俺は一心不乱に頭を振り、「Phantom!Antichrist!」とコールしていた。ここまでの2バンド、どちらも甲乙付け難い素晴らしいライブだった。しかし今回の最強決定戦の勝者はKREATORだろう。そしてやはり俺はこのバンドが大好きらしい。最初から最後まで叫び倒していた。

それにしてもこのバンドはキラーチューンが多い。更に火柱とCO2のパイロを使用。あんなものをスラドミで見ることになるとは。反則気味ではあるが当然大興奮だ。そこにミレ・ペトロッツァの煽動が加わるのだからフロアの熱狂度は最高潮である。

Riot Of Violenceはかなりのレア選曲なのでは?BetrayerとTerrible Certaintyがセトリから外れたのは少々残念だったが、シュミーアとのコラボによるThe Number Of The Beastなんてレアなものも見られたし、ラウパではやらなかったFlag Of Hate~Tormentorもやってくれたので無事絶頂を迎えることが出来た。

 

 

 

今年もスラドミは最高だった。やっぱりスラッシュメタルは裏切らないね。

昨年のから続くこの最強決定戦シリーズのスラドミ。来年も続いたりして、続かなかったりして。

おにばく推奨映画「グローバル・メタル」(2007年)

第2回おにばく推奨映画です。まさか2回目があるとはね。

 

今回取り上げるのはスコット・マクフェイデンと人類学者のサム・ダン両監督の制作による音楽ドキュメンタリー映画「グローバル・メタル」。

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メタラーである上に、音楽ドキュメンタリー大好きおじさんでもある俺にとって、この映画は数ある音楽ドキュメンタリー映画の中でもフェイバリットの一つなのだが、メタラーでない人にも是非見てほしい内容だと思ったので、今回取り上げることにした。

 

あ、そこそこネタバレはしていきます。

 

内容は監督である人類学者のサム・ダンが「メタルのグローバル化」をテーマに世界各国を取材して回るというものだ。取材国はブラジル、日本、インド、中国、インドネシアイスラエルUAE(取材内容はイランについて)の順。

各国のメタルバンドマンや一般人メタラーに加え、IRON MAIDENのブルース・ディッキンソンやMETALLICAのラーズ・ウルリッヒ、SLAYERのケリー・キング&トム・アラヤ等の有名ミュージシャンも登場し、彼等のインタビューと共に各国におけるメタルの歴史を振り返る。

 

 

この映画を見終わった時にまず思ったのは「日本人で良かった」ということ。自分の好きな音楽を聴けるということは、それだけでも充分幸せなことなのだ。

 

この映画に登場するメタラーの多くはメタルを単純な娯楽として捉えていない。生きる糧、あるいは魂そのものと言うべき存在として彼等の生活にメタルがある。

 

先述した通り、取材国の一つとして日本も登場するのだが、客観的に見てこの映画における最も「浮いている国」は日本だろう。無論それは決して悪い意味ではない。寧ろそれは日本が平和な先進国であることを示している。

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インタビューで登場する音楽評論家の伊藤政則氏が語る通り日本人にとってのメタルは飽くまでも娯楽としての認識が一般的だ。

満面の笑みを浮かべて「I Love Metal!!」を宣言する女性メタラーHR/HMを扱うバラエティ番組・・・それらが物語っている。

 

他の国ではそうはいかない。インドネシアではMETALLICAの初来日時に会場外で暴動が起こり、チケットを持っていようがいまいが警備員にコミュニスト扱いされた挙句ボコスカ殴られ会場入り出来ないという有様。それが98年の出来事だというのだから恐ろしい。

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イスラエルでは異宗教間での紛争、徴兵令、通りを歩いているだけで標的になり得る自爆テロなど悪魔以上に恐ろしい現実が存在し、その状況に憤りを感じる者がメタルを聴いたり、メタルバンドを組んで怒りのメッセージを発信する。

長髪にしているだけで、SLAYERのTシャツを着ているだけで逮捕される中東では、メタルバンドを組んでも観客は着席が義務付けられ、過激な歌詞は全面的に禁止される。

 

 

彼等のメタルへの熱き思いには心が揺さぶられる。日本人である我々にも決して共感出来ないことではないはずだ。

メタルに限った話ではない。音楽から元気を貰ったことは、音楽好きならば誰もが経験することだと俺は思っている。俺自身辛い時期は音楽の力を借りることが多かったし、これからもそうだろう。そういった時期に聴いていた曲は、自分にとって単なる娯楽を超えた「希望」や「勇気」と云ったものに近い。そう、この映画に登場する彼等にとってのメタルと同じように。

 

 

音楽好きなら一見の価値はある映画だと個人的には思う。無論メタラーなら確実に楽しめるはず。

(これを見て少しでもメタルに興味を持ってもらえたら・・・なんてことは言わない)



ザ・ケトルマン~電気グルーヴのお話~

19になりました。紙ヒコーキ飛ばす年齢でございます。きっと空わって虹を描くんでしょうなあ。らいふいずびゅーちふるであります。

 
そして今日も家に籠ってカテナチオというね。悪くない。
聴いているのは電気グルーヴ。去年もそうだったような気がする。
 
 
ということで久々に電気の話でもしますか。電気を聴き始めたのは高校から。まだまだ超が付くほどの初心者の域を出ないほどの知識しか持っていないが、石野卓球ピエール瀧人間性含めファンであることは確かだ。
何気なく借りたベストアルバムで「お、いいじゃん」となり、次に借りるべきアルバムを決めるために例によってGoogle先生に「電気グルーヴ おすすめ アルバム」と聞いたところ「VOXXX」というアルバムを勧められたので早速レンタル。

 

VOXXX

VOXXX

 

 

このアルバムが本当に狂っている。ベストから入ったから良かったものの、このアルバムに電気処女を捧げていたら好きにはなっていなかったかもしれない。
しかしながら俺はその謎の中毒性に惹かれ、一時期そればかり聴いていた。
これから電気を聴こうと思う人にベスト以外で1枚勧めるとしたらやはり「A」になるだろう。彼らのオリジナルアルバムの中では最も聴きやすい1枚だと思う。
 
A(エース)

A(エース)

 

 

でも「VOXXX」を受け入れられなければ、電気は合ってないだろうなあ。そこでオススメしたいのがこのアルバム、「イルボン2000」だ。

 

イルボン2000

イルボン2000

 

 

電気のアルバムでどれが一番かと問われれば、反則かもしれないけどこれを挙げたい。ライブ音源を使用したリミックスアルバムであるこの作品は、「VOXXX」と同年にリリースされたものであり、「VOXXX」の曲が多く収録されている。

ジャンボタニシ」を除く全ての曲が5分以下の長さなのでダレることなくサクッと聴けるのが良い。「VOXXX」収録曲も原曲に比べて、こちらの方がスッと入ってくるだろう。

是非ヘッドホンを装着し、大音量(低音強め)で聴いてほしい逸品である。

 

因みに本日のタイトルになっているハゲ応援歌「ザ・ケトルマン」は「KARATEKA」というアルバムに収録されている。

NHK教育の「まんが日本史」のOPにも使用されたド直球ラブソング「Twist Of The World」や、「人事を尽くさず天命を待つ」という無気力系クズ御用達の1曲も聴けるので、こちらも要チェックだ。

 

KARATEKA

KARATEKA

 

 

 

誕生日に大好きな電気グルーヴについての記事を書けるなんて俺は幸せですね。

今年観たライブを振り返る

まずこのブログについてのプチお知らせ。次回から元の路線に戻そうかと思います。ちょいちょい特集記事的なのを挟みつつ基本は雑記で。

 

 

迷ってたけど今年はもうライブには行かないことにした。行くとしたらKING CRIMSONだったけど今のお財布事情ではとてもじゃないけど15kは出せない。それでも行くべきだという思いは当然ある。でも我慢をしなきゃならないこともある。「やらずに後悔」はしたくなかったが、こればかりは仕方がない。

 

今回は今年行ったライブを振り返っていく。今年行ったライブは6本。ライブ参加に全財産を注いでいた去年に比べると随分と減ったような印象だったが、実際にはそんなに去年と変わらない。

 

 

2/17 FAITH NO MORE

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まさかFNMが来日するとは。迷っていたがこれを逃すと次観る機会はかなり先になりそうなので前日に参加を決断。新木場のSTUDIO COASTは初めて行ったのだがとても良い会場だった。でもやっぱり新木場は遠いなあ。

服装はメタルTシャツを即断即決で着て行ったのだが、周りを見渡すとメタルTを着ている人は一握りで普通の恰好が殆どではないか。メタルTかと思ってよく見てみると他ジャンルのバンドTシャツだったりもした。そこでやっと冷静になる。そうだ、FAITH NO MOREはメタルバンドじゃないんだ。どのジャンルのファンにもアピールできる音楽性。客層がそれを表しているなと思った。

ライブは素晴らしいものだった。行ってよかったわ、本当に。機材トラブルにより、半分以上の曲をキーボード抜きで演奏せざるを得なかったのは残念だが、それでも満足度は高かった。

何と言ってもマイク・パットンのパフォーマンスが凄い。変態なのに抜群に格好良い。リズム隊もGood。FNM独特のグルーヴが見事に再現されており、こりゃとんでもねえなと。そして楽曲の良さ。色々なタイプの楽曲を持っているので飽きない。セトリから外れた曲の中にも聴きたい曲は沢山ある。

2015年初ライブからいきなり凄いものを見てしまった。でも客入りは寂しかったから、やはり次の来日は当分お預けになりそう。

 

2/21 DESTRAGE

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FNMから僅か4日。今年2度目のライブはバカテク集団DESTRAGEだ。またしても客層に驚かされることとなる。若い。若すぎる。「キッズ」と呼ぶに相応しいイケイケの兄ちゃんがうじゃうじゃいやがる(イケイケかは知らんけど)。俺が普段行くメタルのライブではあり得ない若々しさのオーラに何故かアウェー感を抱く。俺だって18なのに・・・。

知ってはいたが前座が多い。どれもイマイチだったし、最初から居る必要は無かったなあ。当然どれも後ろで見ていたので、万全の状態でDESTRAGEへ。

いやあ、面白い。バカテクなのに難解さを感じない。それ故に若い人からの支持を得られたんだろうね。パオロの歌声は埋もれ気味だったけど安定感抜群の演奏とメロディーの良さでカバー。皆で歌える、皆で飛び跳ねる、最高に楽しいパーティだった。

このバンドはもっと沢山の人に知られてほしい。「Jade's Place」聴いたらイチコロよ。

 

3/5 凛として時雨

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中学校時代狂ったように聴いていたバンド。勿論今でも大好き。でもライブを見るのがこれが初めてだった。

後ろでじっくり観るというのも考えてはいたが、無意識のうちに最前付近に居た。こうなったらTKの手を凝視するしかねえ。

ライブが始まってしまえばあっという間。そこにあるのは「圧倒」だけ。ラストの「傍観」まで失禁しっ放しよ。TKがキレッキレで最高だった。やっぱり格好良いわ。ハイライトは「telecastic fake show」から「感覚UFO」の流れ。UFOをやるとは思っていなかった。あのイントロのベースのブリブリブリブリが聞こえてきた瞬間に昇天。

やっと時雨を観られた。念願中の念願達成。

 

3/22 THRASH DOMINATION

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前日まで高校の友人と旅行に行ってて、「あんな最高な奴らともどんどん疎遠になっちまうのかなあ」と悲しい気持ちを抱えたまま当日を迎えた記憶がある。そんな思いをも吹っ飛ばしてしまうのがスラッシュメタルの破壊力。

まずSODOMが最高だった。まさか「Nuclear Winter」を聴けるとはねえ。あまりやらない曲みたいだし、初日のセトリにも入ってなかったから嬉しいサプライズだった。

トム「Nuclear?」

俺「え?ちょっと待って今ぬぅくりあって言わなかっ・・・」

トム「Nuclear Winter!!!!!!!」

俺「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

こんな感じだった。

次のOVERKILLはSODOMの印象が強すぎて正直あまり覚えてない。すいませんブリッツさん。あ、でもブリッツさんはマジで格好良かったです。それはよく覚えてる。

そして本命のEXODUS。去年も見てるけど今回はボーカルがスティーヴ・ゼトロ・スーザだからね。これは期待せざるを得ない。いやロブも好きだけどね。

やっぱりEXODUSは最高だ。ゼトロは流石だった。良い声をしていらっしゃる。まあでも基本的には去年と変わらないので書くことに困る。とにかく最高だった。細かいことは良いのよ、EXODUSの場合は。俺はEXODUSが大好き、ライブ観る、頭振る、最高。要するにそういうこと。

3rdのオープニングトラックである「The Last Act Of Defiance」を聴けたのは嬉しかった。アンコール明けであのイントロが聞こえてきた時は歓喜したね。

 

9/6 Mr.Children

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今年のベストライブはやっぱりこれになってしまうなあ。ミスチルは俺の原点だから仕方ない。ミスチルに出会っていなければ、今こんなに音楽好きじゃなかったかもしれない。ガキの頃からずっと聴いてきた曲を生で聴けた喜び。決して忘れることはないだろう。人生最高の日の一つ。

土砂降りの中でのライブなんて初めてだったけど本当に運が良かった。雨が好きになったわ。あの楽しさは筆舌に尽くし難いね。「タガタメ」と「ALIVE」は最高だったし、「終わりなき旅」での大合唱は熱かった。そして「innocent world」は改めて名曲だと確信。

感無量でございました。

 

10/10 LOUD PARK

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人多すぎ。正直今年のラウパは良い印象は殆ど残ってないんだよなあ。2日目に行けばまた違ったのかもしれないな。SABATON観たかった。

でもANTHRAXは最高だった。ジョーイ・ベラドナは全然衰えてないね。動きも若々しいし、ラウパのステージを最大限に利用したアグレッシブなパフォーマンス。演奏も安定感抜群。1曲目が「A.I.R」って時点で完全に殺りに来てた。その素晴らしいライブを逆側のステージから観てたことが残念すぎた。次来日したら絶対行く。

アチエネは「スペシャルセット」ということで、初代ボーカルのヨハン・リーヴァが登場。彼の歌声は何一つとして変わっていなかった。劣化もしていなければ成長もしていない。相変わらずのヘタウマっぷりに思わず笑ってしまった。でもそこが良い。あの悲壮感たっぷりの声が素敵。

SLAYERは格好良かったけど、こっちが万全の状態じゃなかった。それでも「War Ensemble」ぐらいまでは元気だったのだが、それ以降は・・・。頑張って頭は振っていたけどね。荒谷さんの笑顔に癒された。あとゲイリーが格好良かった。

 

 

 

今年はミスチルだけでも大満足ですよ。やっぱりライブは良いね。来年は今のところ行こうと思っているのはスラドミとSTRATOVARIUS。来年はもっと出費を抑えたいからライブ行くのも控えめにしなきゃな。でもそうもいかないだろうなあ。だって俺は音楽大好きおじさんだから。

おにばく推奨映画「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」

今回から映画の感想を書いていこうと思う。そこでまず「おにばく推奨映画」というタイトルに関して少し説明をさせてほしい。おにばくというのは管理人の名前「おにぎり爆弾」を略したものだ。重要なのは「推奨映画」の方。推奨ということで、基本的にここでは俺がつまらないと思った映画は紹介しない。つまらなかった映画をここでわざわざボロクソに貶すのも何かなあって感じなのでね。そういう辛口感想は日記の方で書いていこうかなと。

 

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さて、今回観た映画は3人組テクノポップユニットPerfumeのワールドツアーに密着したドキュメンタリー映画だ。彼女たちの説明に関しては俺がする必要も無いだろうから割愛させてもらう。音楽ドキュメンタリー大好きおじさんとしてはこりゃあ見逃せないなと思い映画館へ。

個人的にPerfumeは最近は全く聴いていないのだが、中2から高2ぐらいまでは少しばかり聴いていた(アルバムで云うと「GAME」と「⊿」の2枚がお気に入りであった)。また、俺にとって初のライブであったSUMMER SONIC2013で彼女たちのステージを観ることが出来た(因みにその時の目当てはMETALLICAである)。

 

余談はさておき、映画の感想を。(ほんのりネタバレあり)

 

 

サマソニで観た時は当然無かったのだが、彼女たちのワンマンライブは演出にかなり力が入っており、それ自体一つの作品として完成されている。無論今回の映画でもそれが見られる。

ライブに行ったことがある人はわかると思うが、ライブのオープニングというのは実に重要だ。芸人で云う「つかみ」の部分であり、これが上手くいくかどうかがライブ全編の盛り上がりを左右する。

ライブ前の高揚感を一気に放出出来るような曲が1曲目に来ると、いきなり観客のボルテージがMAXになる。METALLICAの「Hit The Lights」なんかがそれに該当するだろう。

Perfumeはそのオープニングを重要視している点に好感を持てる。

 

今回驚かされたのが各地での会場設定。正直舐めていた。台湾、シンガポールはまだアジアだし、日本人も多いだろうからわかる。それでもキャパ2500ぐらいはありそうなホールが会場というのは凄いけどね。欧米では代官山のUNITぐらいの小さい会場だろうと思っていたら、O-EASTを一回り大きくしたような会場ではないか。しかも超満員。日本人も多少はいるんだろうけど、それにしても凄い。

そしてライブも大盛り上がり。特にロサンゼルスは相当盛り上がっていたように見えた。「ワンルームディスコ」と「ポリリズム」という盛り上がる曲のライブ映像とだったからというのもあるが、観客の反応は実に熱狂的なもの。あれは興奮するね。「ワンルームディスコ」のイントロは反則だわ。何度聴いてもテンションが上がる。

ライブ前の会議で「ポリリズム」を本編ラストに、会場入りしてから「ワンルームディスコ」をセトリに加えるというあーちゃんの提案が素晴らしかった。本編ラストに有名曲を持ってくるというのやはり鉄板だなと再認識。

 

海外のファンの熱い言葉や反応には胸が熱くなるね。「グローバルメタル」やIRON MAIDENの「FLIGHT 666」でもそうだった。「音楽は国境を越える」なんてベタな言葉もあれを見たら間違いなくその通りだなと思える。

 

フライト666 スタンダード・エディション [DVD]

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ある意味サバサバとしたドキュメンタリーなのよ。生い立ちから夢の舞台に立つまでというような話ではなく、飽くまでもツアーに密着しただけ(間に少しインタビューを挟むけど)なのだから。それなのに、ちゃんとストーリーがあるんだよなあ。そして最後にはしっかり感動させてくれる。それも泣かせに来るあざとい感じではなくて、自然とこちらの目頭が熱くなるようなもの。

 

Perfumeのドキュメンタリーだしハズレは無いだろうなと思って見に行ったが、期待通り良質な音楽ドキュメンタリー映画であった。

 

 


WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT ...

新ブログ開設のお知らせ

この度新たにブログを開設した。

 

onigiribakudang.hatenablog.jp

 

 

何故今回新ブログ開設に至ったのか、その理由を説明しておこう。

 

このブログを始めた当初は日記として利用していくつもりだった。いや、現在も日記という体裁はある程度は保っているつもりだ。だが最近は出来るだけ中身のある記事を書きたいという思いから、「どーでもいいこと」を書くのを躊躇ってしまう。

正直な話、現在私の頭にはここに書きたいと思えるようなネタが無い。しかしネタを収集していると、更新頻度が落ちる。そうなるといよいよ「日記」と呼ぶには相応しくなくなってしまうのだ。

そこで考えたのが新たなブログの開設だった。今後はそちらを日記として運用していく。さて、こちらのブログはどうなるのか。それに関してはまだ明確な考えはない。

無論、新ブログとの差別化は図っていくが、どのような形での差別化になるかはこれから探り探りやっていきたい。ただ一つ言えるのは、当ブログが日記としての役目を終えたということだ。

 

 

今後共、オニバリーガーデンをよろしくお願い致します。

てぃきにまへっ

土曜日にLOUD PARKに行ってきた。その感想をあっさりと綴る。本当にあっさりとね。こういう感想苦手だから。

 

 

まずね、今年は人が多すぎた。去年の快適さが嘘のようだったよ。

今年は去年と違い3ステージ制でメインステージと離れたところにサブステージがあり、その移動がかなりしんどかった。その所為で俺は冷静さを失い、HAMMERFALLを観なかった。かなり後悔している。

 

 

良かったアクト

 

おにばく的ベストアクトはANTHRAX

ライブバンドとは聞いていたがあそこまでとは。ジョーイ・ベラドナは素晴らしいフロントマン。カメラの台車に乗ってみたり、客とハイタッチしたりと、LOUD PARKというステージを最大限に活かしたパフォーマンスは流石の一言に尽きる。

TESTAMENTは音が悪かったこともあり、少々退屈で眠くなっていたところにアンスラだったので一気に目が覚めた。やはり俺にTESTAMENTは合わないのかもしれない。

 

他に良かったバンドを挙げるとすれば、ARCH ENEMYとSLAYERかな。

アチエネは何と言ってもヨハン登場が熱かった。彼の歌声は全く変わっていなかったね。選曲も良かった。「Silverwing」をやらなかったのは意外。「Bury Me An Angel」を聴けたのでそれだけで良し。

 

そしてSLAYER。今回の俺の目当てだ。だがよく考えてみたら俺は言うほどSLAYERが好きではないことに終わって気が付いた。ライブ自体は良かったのだが、胸に響くほどのものではなく、そこで初めて気が付いたのだった。アラヤさんの笑顔は癒された。

 

あとは日本のGALNERYUSも中々良かった。ガッツリ聴いたことはない俺でも1曲目の「Destiny」は知ってる。

METAL ALLEGIANCEはスラッシュメタル大好きおじさんにはたまらないメンバーによるカラオケ大会だった。DEATH ANGELのマークはやはりめっちゃ格好良い。カンペ見ながら歌ってたチャック・ビリーの100倍格好良かった。

 

 

●ちょっと反省した話

 

個人的には正直今年のラウパは去年に比べて満足度は低かった。

一つ言えるのは有名なバンドのライブを観るよりも、自分の好きなバンドのライブを観た方が楽しいということだ。当たり前のことである。

今回俺は2日間のどちらかに行こうと考えた時、迷わずに1日目を選択した。それはネームバリューによる部分が大きかったことは否めない。アンスラ、チルボド、アチエネ、そして帝王SLAYER。いずれもまだライブを観たことはなかったバンドだ。特にSLAYERに関しては「SLAYERを観たという事実を残したい」という思いがあった。

しかし実際に行ってみてわかった。俺はそのどのバンドにも大した思い入れはなかったのだ。「メタラーなら一度は~を観ておかないと」という自分自身が最も嫌うような考え方を俺は持っていたらしい。

終わったことをあーだこーだ言うのは好きではないが、2日目に行った方がより楽しめたのだろうと今は思う。無論実際どうだったかはわからない。チルボド、アチエネ、SLAYERよりもダートラ、CARCASS、ナパデの方が俺にとっては魅力的だ。

去年の方が楽しめたというのはそこに要因があると思う。DEATH ANGEL、KREATOR、THE HAUNTEDはいずれも大好きなバンドだったため、最高の思い出になった。

 

 

来年呼んでほしいバンド

 

まずはSCORPIONS。今年は結局交渉決裂という形に終わってしまったようだが、是非実現させてほしい。単独で来てくれた方が嬉しいが、それが叶わぬのならラウパで来てもらうしかない。

 

スラッシュメタル大好きおじさんとしてEXODUSを推したい。間違いなく盛り上がるだろうし、巨大WODを見てみたい。

 

あとはヴァイキング枠はあっても良いのかなと思う。ELUVEITIEとかENSIFERUMとか。ALESTORMでも良いし。

 

現実的ではないがCARPATHIAN FORESTなんかも観たい。

 

 

 

何だかんだで楽しかった。来年は両日行きたい。